BPK-01 まずは機材をそろえてみる

  • ここでは「ベゼリー Pi キット廉価版」のほかに用意するものについて説明します。
    初心者向けに書いておりますので、すでにラズパイを使っているひとは、読み飛ばしてください。
  • 「そもそもラズパイって何?」という超初心者のかたは、まずはラズパイの基本をご覧ください。

用意するもの

Raspberry Pi
  • ラズパイ本体にも種類がありますが、最新機種「Raspberry Pi 3 model B」がお勧めです。商品名には「model B」と書いてありますが、現状ラズパイ3は「model B」しか存在しません。
  • ラズパイの表面は高温になりますので、安全のためケースも購入しましょう。
  • 日本製、RS Components社製(英国)、element 14社製(中国)があります。とくに不具合報告も聞かないので安いものを選んで大丈夫だと思います。ただし、ラズパイ3は無線機能がありますので、海外から輸入すると日本の電波法に抵触する可能性があるのでご注意ください。
  • 旧機種は性能が低いわりに割高なので、新規購入はお勧めできません。
  • Raspberry Pi 3 Model B本体+ケース+ヒートシンク セット
  • Raspberry Pi 3 Model B(日本製)
Raspberry Pi用カメラ
  • 新機種「Raspberry Pi Camera module V2」がお薦めです。旧機種「V1」に比べると画素数が500万から800万に増え、焦点距離も35㎜相当から29mm相当に広角化しています。
  • Raspberry Pi Camela module V2 (Amazon)
micro SDカード
  • SDカードにはいろいろな大きさがありますが、ラズパイのスロットに刺さるのはいちばん小さな「micro」SDカードなので買うとき注意してください。容量は8Gでも足りますが念のため16GB、スピードは最速のClass 10がお勧めです。
  • OS(ラズビアン)がインストール済みのSDカードも販売されていますが、OSは頻繁に更新されるため、結局自分でアップデート作業を行うことになります。空のものでよいと思います。
  • Transcend microSDHCカード 16GB Class10 (Amazon)
USB-AC電源アダプタ
  • ラズパイ2は1A(アンペア。電流の単位)の電源でも動作しましたが、ラズパイ3は2.5A以上を供給できる電源が推奨されています。一般的に普及しているAC電源アダプタの最大電流は0.5A(500mA)程度なので、使えないと考えたほうがよいです。iPadなどタブレットの充電に対応ていることを謳っているAC電源アダプタであれば、たいてい最大電流が2.4Aなので使えます。推奨電流より0.1A足りないのですが、通常の使い方をしている限り問題ないようです。
  • Anker PowerPort 2  (24W 2ポートUSB急速充電器)
  • Anker PowerPort 4 (40W 4ポート USB急速充電器)
microB USBケーブル
LANケーブル、またはWiFiドングル
  • ラズパイ3はWiFiを内蔵しているので、これらは不要です。ケーブルは何かと邪魔なのでWiFiドングルがお勧めですが、ラズパイとの相性があるので、購入する場合は動作確認されたものを選んだほうが無難です。
  • PLANEX 無線LAN子機 (USBアダプター型) 11n/g/b 150Mbps (Amazon)
キーボード、マウス
ディスプレイ
スピーカー
  • ラズパイのミニジャックにスピーカーを接続することができます。ただしボリュームが小さいので、アンプ内蔵型(アクティブ型)スピーカーを使ったほうがよいです。スピーカーを持ってない人は、とりあえずヘッドホンやイヤホンで代用してもよいと思います。
  • HDMI接続したテレビや、USBスピーカー、BlueToothスピーカーからも音を出すことはできますが、音の出力先の切り替えはちょっと複雑なので、このマニュアルでは詳しく説明しません。余裕があるひとだけ挑戦してみてください。
  • Elenker USB ポータブルスピーカー(2W x2)
パソコン
  • インターネットに接続できるパソコンが必要です。
  • ラズパイ用OSのインストーラをダウンロードし、micro SDカードに書き込む際に使います。SDカードのスロットが無いパソコンの場合、micro SDカードに対応したカードリーダー/ライターが必要になります。