google voice kitで動かしてみる

Google AIY Projectsの第1段「Voice Kit」はわずか3500円でマイクアレイ、スピーカー・アンプ、スイッチなどがセットになっており、大変お買い得なキットです。サーボも接続することができるので、べゼリーを動かしてみましょう。

用意するもの

・Google AIY projetcts Voice Kit

KSY Raspberry Pi Shop
スイッチサイエンス

・ピンヘッダとハンダづけ機材

組み立て

・Voice HATにサーボをとりつけるには、ピンヘッダをハンダづけしなければなりません。3対のピンヘッダを3つ、Servo0、Servo1、Servo2にハンダづけします。3対のピンヘッダを買うのは難しいかもしれませんが、長いピンヘッダを買ってきてニッパーで切れば使えます。

・Voice HATにピンヘッダを差し込んだ状態で、ひっくりかえして裏側からハンダづけします。

・サーボをとりつけます。Servo0にStageサーボ、Servo1にBackサーボ、Servo2にHeadサーボをとりつけます。ケーブルの色にご注意ください。オレンジが信号線、赤が電源、茶がGNDです。

・Voice HATをラズパイに差し込み、スイッチ、スピーカー、マイクを接続します。マイクは両面テープでべゼリーの台座の前面パネルに内側から貼り付けます。

ソフトウェアの準備

・Vision Kitの公式マニュアルを見ながら、「cloud_speech_demo.py」が動かせるところまで進めてください。ボタンを押したあと予め設定したキーワードを喋ると、ラズパイが認識するというデモです。

スイッチサイエンスの記事(日本語)

・以下のサンプルプログラムを保存し、cloud_speech_demo.pyと同じように実行してみてください。

サンプルプログラム

解説

・27~30行目で認識するキーワードを定義しています。
・49行目以降で、キーワードが認識された場合の処理を記述しています。

・Voice Kitはクラウド型なので、やはり反応がちょっと遅いですね。


tips

・日本語対応の音声AIアシスタント「Google Assistant」として使う方法はこちらをご覧ください。現状では音楽・ラジオの再生や、ニュース読み上げ機能が使えないようなので、ちょっと残念ですね。

・上記サンプルプログラムで使用しているGPIOZEROモジュールは、サーボの制御以外にも様々な機能を備えています。(GPIOZEROのドキュメント(英文))