音声対話を編集してみる

ベゼリーとの対話を自分なりに編集してみましょう。

3種類のデータを編集することで、ユーザーの問いかけに対する、ベゼリーの返答を設定していきます。

3つのデータの関係を図示してみました。ユーザーがべゼリーに話しかける内容がデータ1、その具体的な言葉がデータ2、べゼリーからの返答の候補がデータ3です。


①ブラウザからベゼリーのトップページにアクセスする。


②「対話データの編集」を選択。

3種類のデータのうち、どのデータを編集するかを選びます。


③「データ1:質問内容」を選択する。

どのデータから編集してもよいのですが、試しに「質問内容」を選んでみましょう。「質問内容リスト」とはユーザーからベゼリーに話しかける内容のリストです。「名前を聞く」、「調子を聞く」、「時間を聞く」などがすでに登録されてますね。厳密には質問でなくてもよいので、「挨拶」とか「話しかける」などもあります。

試しに新規の「質問内容」を追加してみましょう。

たとえばユーザーが「いただきます」と言ったとき、ベゼリーに何か言って欲しいなーと思うなら、「新たに追加したい質問内容」のテキストボックスに、「食事開始」などと記入して「追加ボタン」をクリックします。

するとリストの最後に「食事開始」が追加されると思います。番号は21番とは限りません。

これだけでは対話は発生しません。このあと「食事開始」に対応した「言い回し」と「返答候補」を最低1つ設定して、初めて対話が発生します。

ちなみに「質問内容」の削除のしかたも説明しておきましょう。

「削除したい質問内容の番号」のテキストボックスに削除したい質問内容の番号を入力して「削除」ボタンをクリックするだけです。簡単ですね。


④「言い回しリスト」を編集する。

「言い回し」とは、同じ意味だけど異なる言いかたのことです。たとえば食事を開始するときの言葉としては、「いただきます」「いっただきまーす」「ごちになります」などが「言い回し」です。

まず「会話編集ページに戻る」をクリックして、もとの画面に戻ります。

今度は2番目の「データ2:言い回し」を選択します。

まずは、どの「質問内容」に対応する「言い回し」を設定したいのか聞かれるので、プルダウンメニューの右端の三角形をクリックします。

すると「質問内容リスト」が表示されるので、先程作成した「食事開始」を選びます。

「食事開始」の「言い回し」を追加したり削除したりする画面になります。「食事開始」の代表的な言い回しである「いただきます」を登録してみましょう。

上記の通り、「追加したい質問の言い回し」のテキストボックスに「いただきます」と入力して「追加」ボタンをクリックします。ちなみに「言い回し」はベゼリーが認識する「音」なので、ひらがなで入力してください。英字数字漢字はもちろんカタカナもだめです。

削除の説明は省略しますね。

最後に「返答候補」を設定して完成させましょう。「会話編集ページに戻る」をクリックしてください。


⑤「返答候補リスト」を編集する。

対話設定ページで3番目の「データ3:返答候補」を選んでください。

「言い回しリスト」のときと同様に、まずはどの「質問内容」に対する返答を編集したいのか聞かれるので、プルダウンメニューから「食事開始」を選らんでください。

 

「新たに追加したい返答候補」のテキストボックスに、たとえば「美味しそうですね」と入力して「追加ボタン」をクリックします。

お疲れ様でした。これで3種類のデータリストを登録しましたので、対話できるかどうか試してみましょう。「トップページに戻る」をクリックしてください。


⑥対話してみる

トップ画面から「プログラム再起動」を選んでください。プログラムの再起動が完了するまで、10秒ぐらい待ってください。

ベゼリーに「いただきます」と話しかけてみてください。「美味しそうですね」と答えたら成功です。想定外の返事が返ってきたら、音声認識に失敗したということです。騒音の少ない場所で、はっきりと大きな声で喋ってみてください。それでもうまくいかなかったら、データの入力ミスかもしれないので、再度確認してみてください。

以上です。おつかれさまでした。