「ベゼリー Pi キット廉価版」は、漆黒の紙箱に入っています。上蓋にはサーボを固定するためのパーツが取り付けられています。
中身を全部だすと、こんな感じです。
3Dプリントのパーツはナイロン(ポリアミド)製です。業務用3Dプリンタで出力しているため、表面が滑らかで高精度。強固で耐熱性にも優れています。家庭用3Dプリンタで出力したもののような積層痕はありません。
Tower Pro社のマイクロRCサーボSG90 digitalが3個付属しています。壊れても1個400円ぐらいで買い換えることができます。
10cmのジャンパーワイヤー(メス・メス)が10本入っています。このうち4本はラズパイとサーボドライバボードをを接続するのにつかいます。残りの6本はおまけです。お好きな用途でご利用ください。
NXPのPWMコントローラPCA9685を搭載したサーボドライバボードです。ラズパイ単体ではサーボの制御は苦手なので、これもつけました。最大16個までサーボを制御することができます。
サーボは大電流を必要とするため、サーボドライバボードにも電源を接続します。電池ボックスは単3電池3本用です。箱の中にいれて持ち歩けるのが便利です。
長時間サーボを動かしたい場合のために、USB電源アダプタからサーボの電源をとるためのコネクタもついています。お好みで使い分けてください。
ラズパイとラズパイ専用カメラを接続するためのフレキブルフラットケーブルも付属しています。カメラにもついているのですが15cmしかありません。これは30cmあるので、ロボットの頭部に内蔵したカメラと、箱の中のラズパイを余裕で接続することができます。
ささやかながら取扱説明書です。
紙箱のフタについているサーボ固定パーツは取り外すことができます。
5cm四方の穴を開ければ、お好きな箱にロボットを取り付けることができるわけです。以下は作例です。写真に映っている箱は付属しておりません。
100円ショップで売っているポリプロピレン製の容器を使えば、台所や洗面所などに置くロボットも作れますね。ナイフで穴を開けるのはちょっと大変なので、ホットナイフがお勧めです。