ここではラズパイ専用カメラ「Raspberry Pi Camera Module」の使いかたを説明します。
カメラの接続
- Raspberry Pi Camera Moduleとラズパイを接続してください。
- USBカメラもラズパイに接続可能ですが、ベゼリーに内蔵することはできないので、ここでは説明しません。
カメラの有効化
- X Window System画面左上の「Menu」から「設定」→「Raspberry Piの設定」を選び、「インターフェース」タブの「カメラ」を「有効」に切り替えて「OK」ボタンを押します。そして設定を有効にするため再起動してください。
- CLI(コマンドライン)で操作している場合は、raspi-configから同様の設定をすることができます。
-
1S sudo raspi-cofig
-
動作チェック
- 静止画を撮影
-
1$ raspistill -rot 180 -o test.jpg
- タスクバーのファイルマネージャのアイコンをクリックし、/home/piの下にtest.jpgが生成されていることを確認してください。ファイルをダブルクリックすることでイメージビューワが起動し、撮影した画像を表示することができます。
-
サンプルプログラム
- まだgitからベゼリーのサンプルプログラム集を取得していない場合は、下記のコマンドを実行してください。
-
12$ cd /home/pi/bezelie$ sudo git clone https://github.com/bezelie/pi.git
- すでにgitからベゼリーのサンプルプログラムを取得しているひとは、下記のコマンドで最新版に更新しておきましょう。
-
12$ cd /home/pi/bezelie/pi$ sudo git pull
- サンプルプログラムを実行してみましょう。
-
12$ cd /home/pi/bezelie/pi$ python sampleCamera1.py
- ディスプレイにカメラの画像を映しながら、べゼリーが周囲を見回したら成功です。
-
・終了させたいときは、Ctrl+Cを押してください。
応用
- サンプルプログラムをnanoで開いてみましょう。
-
1$ sudo nano sampleServo1.py
-
- 13行目と14行目はお使いのディスプレイに合わせて修正してください。
-
12camera.resolution = (800, 480) 撮影する画像の解像度camera.rotation = 180 画像を上下反転
-
- 20行目の関数moveYaw()はベゼリーの体を左右に回転させる関数です。
-
1bezelie.moveYaw (角度, 速度)
- サンプルプログラムを修正した場合は、ファイル名を変えて保存しましょう。
- 角度は正の値が逆時計回り、負の値が時計回りです。
- 速度は0が最速で大きな値にするほど遅くなります。省略した場合は最速の0になります。
- 自分なりにサーボの回転角度や回転速度を変えてみましょう。
-