BPK-KS7 : AquesTalk Piで喋らせてみる

スピーカーの接続
  • ラズパイのミニジャックにスピーカーを接続してください。ミニジャックから出力される音量は小さいので、アンプを内蔵したアクティブタイプのスピーカーを使わないと十分な音量が出ません。
  • HDMIディスプレイの内臓スピーカー、USBスピーカー、BlueToothスピーカーを使うこともできますが、音声出力の切り替えはちょっと複雑なので、ここでは詳しく説明しません。余裕があるひとはググってみてください。

スピーカーから音を鳴らすための準備
  •  スピーカーが機能しているかどうかの確認
    • ラズビアンをインストールしたときサンプルの音声(wav)ファイルもコピーされてますので、試しに音を出してみましょう。
      • 音が出ない場合は、スピーカーの電源が入っているか、電池がなくなっていないか、ケーブルがちゃんとささっているかなど基本的な確認をしてみてください。
      • HDMIでディスプレイに接続している場合は、音声がHDMI側に流れてしまっているかもしれません。sudo raspi-configの「Advanced Options」の「Audio」で「Force 3.5mm (Headphone) Jack」を選ぶか、以下のコマンドを実行してみてください。
      • これでも音が出なかった場合は少々面倒なことになります。まずは接続されているデバイスの番号を確認するため、以下のコマンドを実行してみてください。
        • ミニジャックとHDMIのサウンド出力について、カード番号とデバイス番号が表示されますので、ミニジャックのほうの番号を確認します。HDMIと書いてないほうがそうです。USBサウンドデバイスを接続しているひとは、いったん外したほうがわかりやすかもしれません。
        • 上で調べたカード番号とデバイス番号をつかって音がでるかどうかテストしましょう。例えばカード番号が1、デバイス番号が0の場合は、以下のコマンドを打ち込みます。
          • これで音がでた場合は、今後ご紹介するプログラムでも音が出ない可能性が高いです。その場合はプログラムを編集し、「aplay」と書かれているところにすべて上記のオプションを追加してください。

  •  ボリューム設定
    • 初期状態ではボリュームは中くらいに設定されていますが、最大にしたい場合は、下記のコマンドを打ち込みます。。
    • この設定を再起動後も継続したい場合は、さらに下記のコマンドを打ち込みます。
  • AquesTalk Piのインストール
    • wgetで取得しましょう。
  • コマンドラインで試してみる
    • AquesTalk Piの使いかたのまとめ(Aquest山崎社長のブログ)を見ながらいろいろ試してみましょう。

サンプルプログラム
  • git からベゼリーのサンプルプログラムを取得したうえで、以下を実行してみましょう。
      • スピーカーからベゼリーの声がでたら成功です。

・終了させたいときは、Ctrl + Cを押してください。


  • 応用
    • nanoでサンプルプログラムを開いてみましょう。
    • 15行目の subprocess.callに含まれるダブルクォーテーションで囲まれた部分の日本語を書き換えてみましょう。
    • サンプルプログラムを自分で書き換えた場合はファイル名を変えて保存しましょう。

tips
  • AquesTalk Pi公式
    • 使用許諾に同意することでダウンロードができるようになります。
    • いったんPCでダウンロードするより、Raspberry Piに直接ダウンロードしたほうが楽です。ダウンロードファイルをPCからRaspberry Piにコピーした場合は権限設定が必要になります。
  • ここではAquesTalk Pi を紹介しましたが、同じく日本語の音声合成システムであるopen JTalkも人気があります。