OS(Raspbian)のインストールからセッティングまで
- ラズパイのセットアップには複数の方法がありますが、ここではもっともトラブルが少ない初心者向けの方法を説明します。
microSDカードをフォーマット
- SD Card Formatterを持っていない場合は、下記のリンク先から入手し、パソコンにインストールしてください。 https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_4/
- microSDカードをパソコンに挿入し、フォーマットしてください。
- パソコンにSDカードを刺すスロットが無い場合は、USBカードリーダーを入手してください。
Raspbianの入手
- Raspbianとは、RaspberryPi用のOSの名称です。各バージョンには映画トイ・ストーリーのキャラクターの名前がつけられており、2020年1月現在、最新版はBusterという名称です。なお、最新のラズパイであるRaspberry Pi 4はBuster以前のバージョンでは動きませんので注意してください。
- 下記の公式ページで「NOOBS」の「Download ZIP」をクリックし、NOOBSファイルをダウンロードしてください。巨大なファイルなので、結構時間がかかります。ちなみにNOOBSはRaspbianを簡単にインストールするためのインストーラの名称で、New Out of the Box Softwareの略です。「NOOBS Lite」というファイルもありますが、ラズパイ側がネットワークに繋がった状態でないとインストールできません。「Torrent」版というファイルもありますが、これは専用ソフトを事前にインストールしておく必要があります
- NOOBSファイルのダウンロードが完了したら、解凍してください。Macの場合はダブルクリックするだけでアーカイブユーティリティが起動し、解凍されます。Windowsの場合はファイル名にカーソルを合わせて右クリックするとコンテキストメニューが開くので「解凍」を選んでください。
- 解凍すると「NOOBS_(バージョン番号)」という名前のフォルダーができますので、「このフォルダーの中身」をまるごとSDカードのルートディレクトリにコピーしてください。(フォルダーごとコピーするのではなく、フォルダーの中身だけをコピーします)
- コピーが完了したら、SDカードをマウスで選んで右ボタンを押してコンテキストメニューを表示し、「取り出す」を選んでください。その後、実際にパソコンからSDカードを取り出してください。
ラズパイ起動
- ラズパイの裏のスロットに、microSDを挿してください
- ラズパイにディスプレイ、マウス、キーボードを接続してください。
- 最後に、ラズパイに電源ケーブルを接続してください。ラズパイには電源スイッチが無いので、電源ケーブルを接続すると起動します。
- Raspbian Fullとかかれたボタンの左側のチェックボックスにチェックを入れた後、ウィンドウ左上の「install」をクリックしてください。「本当によろしいのですか?」と聞かれるので、YESと答えると、Raspbianのインストールが開始されます。20分ぐらいかかります。
対話型初期設定
- インストールが完了したらダイアログボックスが開くので、承認ボタンをクリックするとラズパイが再起動し、自動セットアップモードが起動します。「NEXT」を押して先に進みます。
- 言語設定を行います。日本で日本人が使う場合は、以下のような感じでしょうか。
- Country(地域)=Japan
- Language(言語)=Japanese
- Timezone(標準時)=Tokyo
- Use English Language, Use English Keyboard のチェックを外す。
- Change Password。デフォルトのパスワードはraspberryになっていますが、自分なりのパスワードに変更してください。NEXTで次へ。
- もしディスプレイの周辺に黒い枠が表示されていたら、This screen has a black boarder around the desktop.にチェックを入れます。NEXTで次へ。
- Wi-Fi設定。周辺のWi-Fiアクセスポイントが検索され、表示されるので、接続したいSSIDを選び、パスフレーズを入力します。NEXTで次へ。
- アップデートが行われます。アップデートが終了すると再起動を求められるので、「restart」をクリックしてください。
以上でラズパイの基本設定は完了です。お疲れさまでした。